オーニングテントとは

「オーニングテント」は、日除けを目的としたテントで、日本で古来より使われてきた、「簾(すだれ)」=オーニング(awning)のことです。また、弊社では、壁等に固定して可動しないものを「庇テント」、可動するものを「オーニングテント」と分類しております。

オーニングは窓面など開口部の外部に取り付けることにより、直射日光を遮蔽し、室温の上昇を防ぐのに大きな効果を発揮します。また、庇やオーニングテントは、日除け、雨除けの効果だけでなく、お店の名前や、デザイン性を上げる要素としても取り入れられ、レストラン、カフェテラスなどの店舗を中心に日よけ・雨除け・看板的要素として人気があります。

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① 日除け効果

オーニングテントは、張られた生地やキャノピーが直射日光を遮るため、屋外スペースを日差しから守ります。
これにより、テントの下にいる人々が快適に過ごせるだけでなく、紫外線の影響を軽減し、日焼けや熱中症の
リスクを低減する効果もあります。日向に比べてオーニングテントのテント下では体感温度が7°下がるという
調査結果があります。(参考:一般社団法人日本オーニング協会)

② 雨よけ効果

オーニングテントは、耐水性のある生地でできているため、雨や小雨から保護します。特に、屋外のテラスや
玄関先などで使用される場合には、雨の日でも快適に過ごせる環境を提供します。

③ 柔軟な設置

オーニングテントは、柱や壁面に取り付けることができます。柱に直接取り付けるタイプや、壁面に固定する
タイプなど、さまざまな設置方法があります。また、一部のオーニングテントは、伸縮式のフレームを持っており、
必要に応じて展開したり収納したりすることができます。

④ 耐久性

オーニングテントは、耐久性があり、長期間使用することができます。通常、耐久性を高めるために、
UV耐性のある生地や耐候性のある素材が使用されます。
また、一部のテントには防水加工が施されており、雨の影響から保護されます。

⑤ デザインのバリエーション

オーニングテントは、さまざまなデザインやカラーの選択肢があります。
これにより、建物の外観や環境に調和させることができます。
さまざまな形状やサイズのテントも利用可能であり、特定の空間に最適なテントを選択できます。

オーニングテントは「手動式」と「電動式」の2タイプ

1. 手動式:比較的安価で、どなたでも比較的かんたんに開閉できます。
2. 電動式:スイッチやリモコンで開閉します。手動式では開閉が面倒でそのままになりがちですが、電動式であれば電気の力で開閉をアシストしてくれるので苦になりません!

この他にも、窓や壁がなくとも設置できる、独立型オーニング(移動可能な「パルセイル」や固定式の「ダブルバーネ」)等の取り扱いもございます。

オーニングテントのオプション|開閉や調整を楽に!

開閉や調整の手間を楽にするようなオプションもご提案可能です。
リモコン式:スイッチのついている場所まで移動しなくても操作できる
風力センサー:強風時に自動的に巻き上げる
陽光センサー:光を検知して自動的に開閉する
一斉操作システム:複数のオーニングを一斉に巻き上げる

様々なタイプの庇・オーニング

可動式のオーニングテントには、ロールオーニング(アーム支持の巻上方式)、ロールスクリーン(垂直型巻取方式)、フードオーニング(可動型幌式)などのタイプがあります。

ロールオーニング

ロールオーニングの構造は、スプリング内蔵式折りたたみアームを用い、手動及び電動で可動する。アームの付加力により布シャフトとフロントバーに装着されたキャンバスは常に展張される状態にあり、手動ギア及び電動モーターの可動により展張及び巻上収納をする。キャンバスは下向きの傾斜状態で使用するのが基本的で、その角度は15度~30度が標準ですが、機能としては45度程度まで調節可能なものが一般的です。

外付けロールスクリーン

外付けロールスクリーンは、建築物の窓等採光部の外部に設置し、布シャフトとウェイトバーとに装着されたキャンバスを、ウェイトバーとキャンバスの自重を利用してキャンバスを下げ降ろす構造となっております。地域によっては、両サイドにガイド材を設置し、ウェイトバーと連結して風対策とすることもあり、手動ギア・チェーン・電動モーター等で制御され、その可動によりキャンバスの下降及び巻取収納をします。使用範囲は、間口・高さ及び面積で設定されています。

フードオーニング

フードオーニングは、フレームとこれを包み込むように覆われたキャンバスで構成され、先端のフレームをロープ等で可動し、キャンバスを展張及び収納して使用する。